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『The Last of Us Part II』はヤバいくらい美しい景色を見るゲーム【ネタバレ感想あり】

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おはようございます。宇治そそと申します。

 

 

The Last of Us Part II(ラストオブアス2)、クリアしました。

 

美麗なグラフィック、前作から進化したゲーム体験、そして心揺さぶられるストーリー・・・。

その本質は観光なのではないかと思ってしまうほどに、荒廃した世界が巧みに表現されています。

 

 

結論から言って超絶ガチのマジで最高だったので、プレイしていなければこれからの人生何のために生きているのか分からないほど損することになりますよ。

 

 

目次

 

 

朽ち果てた世界を観光する

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個人的に本作で一番良かったって思える点は、荒れ果てた都市を眺め回せるところなんですよね。

 

ラストオブアスでは、謎の寄生菌のパンデミックによって世界がハチャメチャに荒廃しています。前作から5年経っているので、パンデミックから25年ほど経っていることになります。

 

それほどの時間が経過しているのならば当然これくらい荒れるよね、っていう都市の荒廃具合がこれでもかというくらい作り込まれています。

 

 

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もはやどこを切り取っても絵になるし、そのどれもがかつての生活の匂いを感じさせるものばかりなので、探索に飽きることはありません。

廃墟には、かつての人々が生活していた痕跡が無数に残されています。それは手紙などの文章であったり、コインなどの貨幣であったり・・・。人家からスーパーなどの店舗に至るまで、その街の過去をこれでもかというくらい想像させてくれます。

 

 

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また本作は探索ゲームとしてめちゃくちゃ進化しています。

 

だだっ広いオープンワールドのマップを探索していき、限られた資源を回収する、という楽しみが追加されています。探索という要素は前作から踏襲していますが、本作は規模がまるで違いますね。

広い廃墟を探索して少ない資源を探すというのは、ウォーキングデッドとかが好きな人はきっと気に入るハズ。実際にワシは常にダリル・ディクソンの顔がちらついてた。ゾンビゲーは是非この方向で伸ばしていって頂きたい。

 

 

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コレクション要素もその分豊富。

手紙などの文書だけでなく、スーパーヒーローカードなどのガチコレクションまで。

 

 

そんなことより至るところに金庫が設置されているのですが、ワシはそれが超好きですね。

中身を入手するというのももちろん嬉しいんですが、それよりもちょうど良さに注目して頂きたい。

金庫なので当然暗証番号があるのですが、そのヒントはすぐ近くに散りばめられています。

なにも考えずに脳死で入力してもダメなんですが、周辺を注意深く観察したり、少し考えるだけで誰でも解けるようになっています(中学一年生二学期レベルの英語力は必要)。

それがストレスが溜まらず、かつ達成感もあり、報酬も良い感じなのでとてもちょうど良い・・・。

金庫のちょうど良さはマジで評価されるべき。

 

 

あと、ノーティドッグの作品が好きな人はニヤリとできる要素もあります。ワシはニチャァ・・・ってなりました。

 

 

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あとこれはそもそもの話なのですが、ロケーションのバリエーションが異常に増えています(爆笑オモロ織り交ぜ)。

 

前作もバラエティに富んではいましたが、ゲーム自体のボリュームもあり、それほどロケーションの種類は多くありませんでした。

 

今回は本当に行ける場所が多く、プレイヤーが見てみたいと思うようなロケーションばかりのため、本当に最高。あと当然のように水中に潜れるのでそれだけで神ゲーです。

 

 

かつての面影をそのまま残してゆっくり朽ちていく文明と、その当時産まれていなかった人たちが過去を想像しながら歩く姿は、滅びの美学極まれりといった感じで、これ以上ないくらいに最高です。まだプレイしていなければプレイしましょう。

 

 

重厚なヒューマンドラマで心揺さぶられる

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前作をやっていたら当然楽しめますが、やっていなくてもオッケーだと思います。新キャラもたくさんいますしね。

 

 

とりあえず本作は炎上しています。ストーリーで。

 

ですがこれは炎上というよりも賛否両論に近いです。発売前から「復讐」の物語だと公言されていますが、これに関わる一部の要素が好意的に受け入れられない人が多いらしいですね。

 

 

個人的には、開発者が意図的にそう作っていると感じます。また、実際にプレイするのと、全編プレイ動画で済ますのとでは受ける印象はまるで違います

 

それらを踏まえて断言しますが、レビューが荒れているからやらない、はめちゃくちゃもったいないです。

 

 

人物やストーリーについては少し踏み込むだけでネタバレになるので概要だけ書きます。

 

 

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本作の主人公は前作にも登場したエリー・ウィリアムズ。あんなに可愛かったのに今ではワシよりたくましい。

 

 

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こちらが新キャラのアビー。この方を操作する場面もあります。

 

 

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彼女は本作で一番腕が太く、めちゃくちゃ頼りになります。戦闘時には、ジョエルおじさんと同じく敵を絞め落とします。

 

 

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ブリト―を食うだけで面白い女。

 

基本的にこの二人のダブル主人公といった感じ。

 

 

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本シリーズの大きな魅力であるヒューマンドラマですが、本作でも健在です。

 

前作ではひたすら感染者に恐怖していましたが、今回は人間自体の恐怖も前面に押し出されていくことになります。

ウォーキングデッドを観ていれば想像できると思いますが、ゾンビモノには様々なフェーズがあって、ゾンビの対策ができるくらいに時間が経つと、その後は人間同時の対立が激化するんですよね。

 

いわゆるテロリストが普通に活動しているので、それに伴う恐怖が巧みに描かれています。

 

本作はそれに加えて宗教や同性愛などのテーマも取り扱っていて、そのどれもが深く掘り下げられているので見応えはヤバいです。

 

 

賛否両論あると思いますが、ゲームだからこそ成り立つストーリーだと強く感じる部分があるので、是非プレイしてストーリーを体験して欲しいです。

 

 

サバイバーとなって恐怖と戦う

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寄生菌に感染した感染者と戦っていく恐怖感は本作にももちろんあります。ゾンビをイメージすると良し。

 

 

前作に存在した、限られた資源を使って弾薬や火炎瓶を作るクラフト要素は本作にもあります。その辺に落ちてるサプリメントで自身を強化していくことも可能。

 

基本的にはステルス状態で移動し、必要なら敵を倒すといった感じの流れになります。戦闘するだけで物資が目減りしていくので、敵は避けていくのが基本です。

こういうステルスゲーはめちゃくちゃ緊張しますが、そのドキドキ感がたまらないんですよね。

 

 

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また、菌が蔓延している世界ですので、そういう感じの荒れ方をします。

まあ、キノコ系ですよね。

 

肉々しく生々しくて、かつテラテラしているので、正直めちゃくちゃ気持ち悪いです。電気も当然通ってないので、ハチャメチャに暗いので頼りは懐中電灯の明りだけ・・・。

 

 

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その恐怖心たるや・・・。そういえばこれホラーゲームでしたね。

 

 

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操作するキャラによって、使える武器や道具も違ってきます。

エリーはナイフをずっと持ち歩いているのですが、逆にアビーはナイフを一から製作しなければなりません。

アビーの方が威力の高いハデな武器を使えるのに対して、エリーは罠や弓などを使ってテクニカルに戦う、といったようにそれぞれ特徴があります。

 

本作ではその辺りの操作感の違いを楽しむことができます。

 

 

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あと敵の種類も、感染者に限らずめちゃくちゃ増えています。菌も年々進化していくんですね。

前作の雰囲気とは一変、終始気が抜けないゲームに仕上がっています。

 

 

今だからこそやるべきなのかも知れない

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図らずも昨今の世界情勢よろしく、感染症のその後の世界が舞台のこのゲーム。

世界が終わっても、世界は続いていき、共同体を新たに作り、生活していることが描かれています。

 

性質は違えど、こんな風な世界になるかもっていうのが、笑えないレベルで現実味を帯びてきました。

 

そこに生きる人々の風景を、娯楽として消費できる最後のタイミングかも知れませんね。そうでなくとも、サバイバルの手法を学ぶためにもプレイすべきゲームかも知りません・・・。ワシは一切身についてないけど。

 

 

ストーリーを受け入れられないという人でも、その他のゲーム部分が本当に最高なので、それ目的でプレイするのも完全にアリです。みんな、ラスアスしよう。アンチャーテッドもやれ・・・。

 

 

はな・・・。

 

 

以下、ネタバレを踏まえた感想なので注意して下さい。

 

 

ラストオブアス2、クリア後感想

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以下ネタバレというほどのものでもないですがクリア後の感想になるのでご注意下さい。

 

 

 

まず言いたいのは、いい意味でズルいなっていうこと。

 

ゲームの構成上、いわゆるリニアな作りのゲームであるにも関わらず、ジョエルの死やノラの拷問など、プレイヤーが目を背けたくなるような出来事は全て、プレイヤーが操作した結果起きることになります

共犯者になったような心境と言いますか、「自分がやってしまった」というような錯覚が起きるのは、ゲームならではの体験であると感じます。ここらへんはバイオショックをやった時と心境がちょっと似てる気がする。

 

アビーを操作したことによってジョエルが死に、エリーを操作してノラを拷問した挙句オーウェンとメルを殺害する。それによって更にアビーを操作してエリーをフルボッコにお礼参りして、それを受けてエリーを操作してアビーを今度こそコロコロしに行くという・・・。

復讐の連鎖が自分の手によって引き起こされていくようで非常に気分が悪かった(誉め言葉)。

 

 

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それで何がズルいかっていうと、アビー達がめちゃくちゃ普通の人間だということ。腕の太さは尋常じゃないけど。むしろ良い人だと思うくらいのできた奴。劇場の中でエリーとディーナに対して思いとどまったのはすごい大人だよね。

 

ジェシーが射殺されてトミーが銃口を向けられているシーンの後に、バックボーンを何も知らない敵のストーリーが始まった時は猛烈にやる気が削がれましたが、少し進めただけで、WLFに所属して生活している彼女らが普通の人間なんだと思い知らされましたよね・・・。

アビー達は仲間思いで、そもそもジョエルを拷問したのも、父親を含めて病院内の仲間を皆殺しにされたからなんですよね。最初っからファイアフライ絡みの奴らだというのは誰でも想像できたでしょうが、ここまで人間味溢れる奴らなんて聞いてねーよ!

 

アビーの苦悩を尋常じゃないレベルの長回しで見せられた後、劇場内でエリーと戦うのはキツかった。どっちにも思い入れがある状態でマジの殺し合いを、しかもプレイヤーの手で強制的に行わせるのは本当に辛いですよ、辛い。

 

このゲームの構成がマジでズルいな、と思う。

いやマジでこのゲームのボリュームはヤバいですよね。終わったと思ったらまだ続いて、それが終わったと思ったらまだ続いてて、ようやく終わりだと思った後にようやく最終ステージが終わって・・・と思ったらその次がラスト、みたいな。マジでこんな感じ。

 

こんなに長い時間を過ごしていく中で愛着が湧かずにはいられませんよ。レブも良いコなんだこれが・・・。

 

 

以上の点全てすごく気に入っているので、個人的に本作は超絶マジのガチの神ゲーです。

 

 

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ただこの辺りが、多くの賛否両論を巻き起こした原因であることは間違いないですよね。

特にアビーのパーソナルな部分をほぼ知らない状態で長い長いアビー編が始まるので、アビー達をただのサイコクズ野郎と思ってしまって萎えるのは仕方がない。ただ、ジョエルは病院内のファイアフライを事情がどうあれ皆殺しにして、そもそもそれ以前は薬や武器の密輸をしていたことから、因果応報っちゃ因果応報なんですけどね。

ただ、ジョエルおじさんが操作できなくとも、せめてトミーおじさんは操作できるだろうとは思っていましたので、そこは本当に残念ですね。次回作が出るとしたらおじさんを操作するゲームが良いです。なんならジョエルおじさんとトミーおじさんの昔の話でも良い。とにかくおじさんでプレイさせろ!

 

 

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エピローグも印象的で好きです。

このゲームは本当にスッキリせずモヤモヤすることばかりです。そもそも廃墟とかを眺めてかつての生活に思いを馳せる、みたいなそういう想像力の幅が広く取られているような作りのゲームなので、各キャラクターの今後みたいなところがいまいちハッキリしないのはゲームの雰囲気上とてもマッチしているように感じます。

指を何本か失ったことで、アイデンティティの一つであったギターを弾くことができなくなったエリー。ゆっくり閉じていくかのような世界において、何か生きた証を残すことにこだわっていたエリーは、ディーナとおいもちゃんだけでなく、オリジナルソングや音楽まで失ってしまいました。関係ないけどオリジナルソングってワードめっちゃおもろいっスね。

 

エリーはまた旅に出たのか、はたまたジャクソンに戻るのか・・・。個人的には旅に出るのかなって思いますが、意外にジャクソンに帰っているのかもしれないですね。「よ~す」つって。

 

 

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復讐を通して家庭を手に入れたかのように思ったエリーですが、結局それを失っただけでなく、指やそれに付随するものも持ってかれてしまったエリー。

アビーはアビーで、ジョエルに復讐したことで結果的にウルフの仲間を全員失うハメになりましたが・・・。レブやファイアフライという新しい居場所を見つけて、それを守っていこうとしています。

 

本当に何も残らなかったばかりか追加で失ったエリーと、一方で新しい大切なものを得たアビーとの違いは、ひとえに復讐をやめたタイミングなのかと思いました。

劇場でエリーとディーナを見逃した時にアビーはもう復讐をやめて今あるものを守ることに決めましたが、エリーはその直後、ジャクソンに命からがら帰った時点でもまだ復讐に燃えていたことがトミーとの会話で分かります。

その復讐心というかトラウマは純粋なものなのか、それとも多くの人間を殺害した挙句ノラを拷問したことによる「後に引けなさ」なのか、いずれにせよエリーは復讐をやめるタイミングを完全に見失っていたことが悲劇だったのかも知れません。

 

 

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あとタイトル画面からいけるコンセプトアート見れるモードオススメです。

上の画像みたいな感じで、想像によるところを補完できるようなものもあるので、見てみるといいかもです。

 

 

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ハイコントラスト表示も面白かったですよね。アンチャ4にこういうのあったよね。

「アクセシビリティ」の「画面拡大と視覚支援」から変更できます。

 

 

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例のシーンもちゃんと色分けされます。

 

 

地味にPHOTOモードがすごく良かったです。ロゴ入れられるし。本記事のアイキャッチはそれで撮っているのですが、気付いたのは2週目だったのでちょっと損した気分です。

 

 

そしてアンチャ要素があったのも良かったです。ユージーンの部屋とか、座標を書いた指輪とか・・・。廃墟探索ならではって感じ。

 

 

以上が感想になります。読んで頂けていれば本当にありがとうございます。

個人的にアビーは腕が太くてめちゃくちゃ好きなので、続編期待してます。ジェシー辺りは有望だったのですがあんなことになりましたし。ワシはオジサン・オブ・アスでも一向に構いません。

 

 

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ノルディック系のスポーツゲームっぽい画像

 

 

ほな・・・。