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『おじいちゃんの記憶を巡る旅』で人生を見つめ直す

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おはようございます。宇治そそと申します。

 

 

ワシは頻繁に自分の人生を振り返ります。その多くは上手くいかなかったことや嫌だったこと。その行動に救いがあるわけでもないですが、何かしらの答えがある気がして、無意識レベルで繰り返してしまう。

 

 

そんな折、『おじいちゃんの記憶を巡る旅』というゲームをプレイしました。

自分の人生を肯定できるようになるとか、そんな大きな変化があるわけではないですが、必ず何かが心に残るような、そんな感じのゲームです。

 

 

 

ひたすら歩き続け、おじいちゃんの人生を振り返る

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おじいちゃんの元に一通の手紙が届いたところから、ゲームは始まります。内容は分からず、表情からもそれは読み取れません。

 

思い腰を上げ、おじいちゃんはどこかに向かって歩き始めます。

 

 

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という感じの導入で何の説明もなくいきなり放り出されます

このゲームは、この指先ツールみたいなので行きたい場所を選択することで、おじいちゃんがそこに歩いていくという、非常にシンプルな作りになっています。

 

プレイヤーは指先ツールみたいなのを通して、自然や建物にも干渉することができます。木々をいきなり揺らしてみたり、家屋の窓を開け放ってみたり。おじいちゃんがそれに反応を示すわけではありませんが、カエルを触ると野太い声で鳴いたり、滝を戯れに割ったりと、とても楽しいものになっています。

 

 

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絵本のような優しいグラフィック、透き通るような綺麗な音楽と共に歩いて行くと、時折おじいちゃんが荷物を降ろし座り込んで、過去を回想します。

 

 

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それはおじいちゃんのこれまでの人生。おじいちゃんが人生を振り返ることで、プレイヤーは断片的に事情を垣間見ることができます。

このゲームは一切文章が出て来ません。グラフィックと音楽だけでストーリーを把握していきます。

 

 

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このようにおじいちゃんの記憶を巡りながら旅をしていくのですが、実はちょっとしたパズルゲームになっているんですよね。

 

このゲームは、道の終端が、次に行く道に接していなければ進めないようになっていまして・・・。

そこで逆転の発想なのですが、道の方を歪めてしまえばいいという、画期的な方法で進んでいきます。

例えば上の画像ですが、

 

 

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こんなに曲がります。

 

 

こういう風にして、おじいちゃんの記憶を巡りながらひたすら歩き続けます。このゲームの内容はそれだけです。パズル要素も詰んじゃうような難易度ではありません。

でも、不思議な魅力があるんですよね・・・このゲーム。

 

 

おじいちゃんの人生に何があったのか

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やがて子供が産まれたおじいちゃん。海ばかりを眺めているおじいちゃんに、子供がしがみついて急かします。おじいちゃんは何を思って海を見つめているのか・・・。

 

 

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おじいちゃんの記憶を巡る旅は続きます。

時には海辺で、時には列車に乗って。

 

 

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旅を続けて行くことでおじいちゃんの過去がいよいよ見えて来ます。

 

 

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幾つも印をつけた海図を巡っての、夫婦の言い争いが思い出されます。

家族を取るか夢を取るか・・・おじいちゃんの記憶は非常に鮮明で、奥さんと子供の顔は表情に至るまではっきりと思い出せます。

 

 

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おじいちゃんの過去には何があったのか。そしておじいちゃんはどこに向かっているのか。おじいちゃんは今、何を思っているのか・・・。

 

 

自分の人生の中で大切なもの

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冒頭で書いたように、このゲームで何か大きなものが得られるといったことは多分ありません。この世にありふれているようなことがありふれていること並みに起こっているだけ、といった感じです。

 

 

しかしプレイしている内に必ずなにかが胸に引っかかるような感覚を覚えるのではないでしょうか。

その時に思い込んでいる「一番大切なこと」が、後の人生で「一番心残り」なことになっていく経験・・・きっとあるのではないかと思います。

 

そういう経験をした時、

「ああ、そういえばおじいちゃんと記憶、巡ったっけな・・・」

みたいな感じで、ぽつりと思い出されるような・・・。

 

 

そういう、いつまでも優しい記憶になるようなゲームだと思います。

一度は触れてみて欲しいゲームですね。

 

 

ほな・・・。